こんにちは。とりうみです。幕張メッセで毎年4月下旬の土日、2日間の日程で開催される「ニコニコ超会議」も今回で8回目の開催となります。ニコニコ超会議2019の1日目の様子をお伝えしようと思います。(私は2日目は行っていません。)
1. 開催概要
詳しい概要は公式に任せるとして、簡単に言えば『ネットとリアルの融合』、『「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに開催する』大人の文化祭のようなイベントです。体験型ブースがあるとかコスプレイヤーが居るとか音楽イベントが開催されているとかゲーム実況が始まっているとか人間将棋が行われているとか大勢で踊っているとか歌舞伎が公演されているとか、とにかくいろいろカオスなイベントです。
コンテンツ発信力と言う意味ではニコニコ動画はだいぶ落ち目であり、ドワンゴは動画事業を疎かにしているという批判もありますが、このようなネットコンテンツをリアルで表現してイベントをやっているというのは面白い試みであるとは思います。
2. 「超」歌舞伎を観てみたい
私は何を主な目的にして幕張メッセ・ニコニコ超会議まで来たのか。歌舞伎を観に来たんですね。
日本古来からの伝統芸能のひとつである歌舞伎自体は、ネットコンテンツには直接関係は無いのですが、ニコニコ動画では有名な初音ミクさんが舞台に立ち、歌舞伎を演じるという大変面白い催しをしています。
架空のキャラクターが舞台に立つというのは普通に考えれば意味不明な事です。しかしそこでNTTによるKirari!という謎の技術が発揮されています。
この謎の技術によって、初音ミクさんが舞台に立ったり、舞台上でCG効果を付けたり、同じ演者の方が2人以上に分身したりすることが可能になったわけです。しかもこのような普通の歌舞伎ではない超歌舞伎が、幕張メッセイベントホールの2階席3階席であれば無料で観劇できるという謎の大盤振る舞い。ニコニコ超会議自体への入場料は別途必要ですが、かなり本格的な歌舞伎を気軽に観ることができるというのは大変良い機会だと思います。
3. 当日(4月27日)の様子
千葉県千葉市美浜区にあります幕張メッセです。JR京葉線の海浜幕張駅より徒歩5分の距離にあり、日本国内では最大級の会議場(展示場・コンベンションセンター)です。
※日本最大のコンベンションセンターは東京ビッグサイト(東京国際展示場)です。しかし世界を見ればもっと広いコンベンションセンターがゴロゴロあります※
(1) 開場(10時)前後の列の様子
時間は朝の8時40分、開場は10時ですが既に大勢の方が並んでいます。
上空では報道ヘリコプターが旋回していました。
開場しました。
(2) 食べてみた
超会議には直接関係ないとは思いますがドミノピザです。
ニコニコ超会議2019ついに開幕🔥 ドミノも出店中!! 今回は大人気商品チーズ4倍盛りピザを用意しました👍 #超会議2019 #ニコニコ #ニコ超 pic.twitter.com/AIVIfoggID
— ドミノ・ピザ (@dominos_JP) April 27, 2019
チーズ4倍盛りピザ1ピース500円はまあお高い、さすがイベント価格です。ただ2枚セットだと800円だそうで、この値段なら通常のデリバリーピザくらいの値段設定のような気がしましたので2枚セットを購入しました。それでも高いですけど。
見た目もそのままですが圧倒的チーズです。味ももちろんチーズです。チーズ好きにはたまらないピザですね。
続いてキッチンDIVEさんのお弁当、なんと500円で売っていました。イベント価格の飲食物はだいたいお高いものですが、このお弁当と先ほどのピザ1ピースが同じ値段という事ですので、キッチンDIVEさんは私のような貧乏系イベント参加者にもかなり良心的であると言えます。
時間をおきまして、超歌舞伎の13時公演後についついもう1個食べました。爆食爆食
(3) 会場内を少々回ってみた
テクノ法要
物販列も盛況
人間将棋
本場のものはこちらですね。↓
自衛隊のブースも
JALも出展
4. 超歌舞伎を観てみた
2日間の日程で1日2公演です。ニコニコ超会議での超歌舞伎公演は今年で4回目となり、今年の演目は3年前と同じ演目である「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」の再演です。
13時開演なのですが、1時間前に無料で観劇できる2階席に着席しました。1時間前の時点でもそこそこの人数が集まり始めていました。1階アリーナ席は有料で事前購入制(3,000円)です。
13時の公演の様子ですが…さすがに公演中の撮影など無粋な事はいたしません。今回の脚本は2016年公演とほぼ同じものですが、演出など大幅にアップグレードされていました。NTTの技術と古来からの歌舞伎の融合、毎回面白いものを観させていただいています。
私は16時公演ではアリーナ席で観劇しました。↑この写真の左に居る方は、超歌舞伎脚本を担当されている松岡亮さんでした。アリーナ席で小林幸子さんが普通に一般人と並んで観劇されていたり、演者の方がアリーナ席通路を通るという劇中の演出があったりなど、一般的な歌舞伎公演よりもいろいろな意味を含めてだいぶ距離が近いように思いました。
16時開演の30分前、既に多くの方が居ます。
16時公演では私は最前列で観劇することができ、大変貴重な経験をさせていただきました。3,000円なのに目の前で演者さんが観られる席、しかも本格的な歌舞伎というのはどう考えても他では経験できません。
劇中の演出でアリーナ席通路から登場した青龍の精役の澤村國矢さんが、アリーナ席をゆっくりと通りつつ、目の前の階段から壇上に上がられる姿を拝見できたりしました。もちろん主演の中村獅童さんも間近で拝見できましたが、ミクさんの姿は壇上に近すぎて逆に見えづらかったですね。
とにもかくにも大迫力と言いますか、本当に貴重な経験でした。
桜吹雪の演出を真正面から受けることができました。桜吹雪を浴びました
今回も良いものでした。次回以降、また機会があれば観劇したいものです。
5. 超歌舞伎が8月京都で観られるそうです。
超歌舞伎が8月に京都四條 南座で催されるという発表がありました。NTTの技術を発揮できるような舞台装置を、本物の歌舞伎の舞台に設置しての公演となると思いますので今までに見られない非常に面白い公演となると思います。東京から京都は主に交通費がやや遠いですが、どうにかして行けるよう準備できればと思います。
ニコニコ超会議2019レポートと言うよりは超歌舞伎観劇レポートとなりましたが、私にとっての超会議はこんな感じでした。8月の超歌舞伎京都南座公演に向けて、いろいろ計画を立てたいと思います。今のところ京都に行くためにわざわざ18切符を用意してムーンライトながらに乗る予定です。
今回も最後までありがとうございました。