こんな世の中だからこそ、私は同人誌を制作されている方・印刷所勤めの方・イベントを運営されている方など、同人誌に関係する皆さんを心から応援したいと思います。
1. とある日、TwitterのDMにて
淡島ホテルの音楽ホール「オデッセイ」の写真
2020年4月中旬
私がTwitterをフォローしている、とある方からDMが来ました。要件は私のブログで掲載している「ホテルオハラ淡島ホテルのオデッセイ」の写真を同人誌の背景素材に使いたいとのことでした。コロナ禍の最中ということもあり、直接淡島ホテルに行くことが難しい時期でもありました。
該当記事は↑こちらです。該当写真はオデッセイのピアノが写っている2枚ほど、カメラ素人ながら私の撮った写真を素材として使いたいと言っていただきました。光栄だなぁと思ったりなんとも気恥ずかしさを感じたりもしました。
本当にその2枚だけで良かったんですかね?
了解するのに迷いはありませんでしたが、素材として提供するのは本当に2枚だけで良いのかとめっちゃ迷いました。ブログ記事中に掲載したオデッセイの写真は7枚ほどですが、実際に撮ったのは120枚以上ですので、もしかしたらこの中にもっと良いアングルの写真があるかもしれない…と迷いました。
仮に無圧縮状態の画像ファイル120枚(容量およそ1GB)を送り付けてもそれはそれで迷惑になりそうですので、結果的にブログ記事中の写真を使っていただくことになりました。
2. 同人誌を久しぶりに買いました
2020年GWのコミケ(C98)が中止ということもあり
私は十数年ほどコミケ(コミックマーケット・世界最大の同人誌即売会)に参加しており、参加する度に数冊ほど同人誌薄い本を買っていました。しかし2020年GWに開催予定のコミケ「C98」はコロナ禍の影響により中止という事になってしまいました。GW中は代わりに仕事を入れて外出自粛期間中というのもあり某食品小売業は滅茶苦茶しぬほど忙しかったです2020年9月あたりもなんだか忙しくてブログ更新滞ってます
オリンピックがあるので夏のコミケがGWに移動したものの、コロナでコミケが中止、オリンピックも延期ということになってしまいました。本当に1日も早い終息を願うばかりです。
山川水さんの「AqAq」という同人誌シリーズを手に入れた
2020年6月上旬
最近は1か月おきくらいに献血(成分献血)するために秋葉原に行っています。(余談ですが無事献血100回突破しました。)このタイミングでふと、私の写真を背景素材として提供した同人誌が無事に店に並んでいる事を思い出し、買いに行ってみることにしました。秋葉原で3冊揃わなかったので池袋まで足を伸ばしました。交通費と昨今の事情を考えた場合、通販がベストでした。なお、お店はメロンブックスです。
そして手に入れた同人誌が山川水さんの「AqAq」です。
縁ありまして、私の名前が(3冊目に)載っている、山川水さん(@yamakawasui)の同人誌を買わさせていただきました。
— とりうみトラベル (@ToriumiTravel) 2020年6月25日
想像以上に読みごたえがあり引き込まれました。続きがとても気になります👍感想をここに記すには余白が狭すぎます🐬✨♦️
#AqAq pic.twitter.com/KPgt1f1EiK
感想をTwitterに記すには狭すぎますので、ブログ記事にまとめることにしました。3か月以上遅れてますがそれは…
3. 「AqAq」のあらすじと感想を少々
AqAq #1
「AqAq」はラブライブ!サンシャイン!!を題材にした同人誌です。私の知る限り何でもは知りません知っている事だけですこのようなアニメ(ラブライブ!はメディアミックスコンテンツと言うべきかもしれませんが)を題材にした同人誌は、メインのキャラが主体・主観となって話が進むものが多いと思います。そんな中、AqAq#1~#3は「アキバレポーター」主体で話が進みます。雑に言ってしまえば(μ's時代を含めて)アニメ作中に4話くらいしか出てきていないサブキャラが主役の漫画です。この時点で衝撃的です。
「AqAq#1」では果南さんが表紙、アニメ ラブライブ!サンシャイン!!の3年生(果南さん鞠莉さんダイヤさん)が1年生の時、3人で「Aqours」を結成していた時にTOKYO SCHOOL IDOL WORLD(アニメ作中のスクールアイドルイベント)に出演しようとしていた時のお話です。アニメ作中では「果南さんがステージで歌えなかった」時の事ですね。隠し璃奈ちゃんを見つければ完璧。
[ある種ネタバレ→]AqAq#1では果南さんが表紙なのですが、AqAq#1~#3まで果南さんのセリフはありません。構成上必要なことだとは思いますが、凄いなと思いました。続刊での果南さんの活躍を期待させていただきます。[←ここまで]
AqAq #2
「AqAq#2」では鞠莉さんが表紙、果南さんがステージで歌えなくてAqoursの出演が中止となってしまった時のお話です。果南さんが去ってしまいましたがどうしても出演を諦められない鞠莉さん、しかしそこで突然鞠莉ママさんが登場して鞠莉さんに対してした事とは。それを見る事しかできないダイヤさんの想いとは。
劇場版ラブライブ!サンシャイン!!では突然ヘリコプターで登場してホテルオハラの音楽ホール(オデッセイ)でピアノを演奏した鞠莉ママさんですが、個人的には唐突感が否めない印象がありました。しかし「AqAq#2」で描かれた経緯があったとするならば、鞠莉ママさんが一方的にスクールアイドルを否定するのも納得できるものになってしまいます。
AqAq #3
表紙をめくったらいきなり私の写真が背景に。ありがとうございますありがとうございます。
「AqAq#3」はダイヤさんが表紙、果南さんも鞠莉さんも居なくなってしまい残されたダイヤさん。しかしダイヤさんは1人になっても必死で、緊迫した状況でも「Aqours」として最後まで戦おうとします。そして話は2年後、「(3人の)Aqours」と同じステージに立った千歌さん・曜さん・梨子さん・花丸さん・ルビィ・善子さんヨハネの「(6人の)Aqours」は、パフォーマンスは失敗は無く上手くいったものの、厳しい現実を突きつけられるのです。
ラブライブ!サンシャイン!!アニメ作中では「(3年生3人の)Aqours」に対する果南さんの想いと鞠莉さんの想いは語られました(1期9話は神回でしたね)が、ダイヤさんの想いはそこまで深く語られませんでした。ダイヤさんはスクールアイドルがマニアックなオタクになるほど大好きのはずなのに、当初「(2年生3人の)Aqours」を頑なに否定していました。いきなり好きが嫌いに反転してしまう何かがあったとすれば、残酷ですが筋は通ってしまいます。それでもアニメ作中のダイヤ様はスクールアイドル好きを隠せていませんでしたけどね。だがそれがいい。
#3だけで70ページ超なので大作だと思いました。私信ですが、あとがきに私の名前を掲載していただきありがとうございました。
全部で9冊のシリーズになるそうで…
「AqAq#1~#3」だけでもかなり濃い内容で、アニメ作中の状況・心情を補完する内容の同人誌だと思います。個人的には非常に読みごたえがありました。表紙の果南さん鞠莉さんダイヤさんの衣装が「MIRACLE WAVE」という事で…今後の話の展開も楽しみです。
しかし私からはご本人様を焦らせることはしたくないですので、しっかりと夢への一歩一歩同人活動を進めていただければと思います。でも続刊は期待させていただきます。
また様々なイベントが安全に開催される世の中になることを信じて
コロナの影響は今まで普通とされていた日常生活さえも一変させてしまいました。先述の通りコミックマーケットは中止となり、緊急事態宣言解除以降に開催された同人誌即売会はコロナ対策を遵守した上で開催されているようです。
私は同人イベントがコミケに十数年通う程には好きです。実家に放置した本を管理しきれないほどですが同人誌を読みたい、欲しいと思っています。今はまだコロナに対して最大限警戒すべき時期だと思いますが、いずれは終息・克服できると信じております。その時になり、また2019年以前のような楽しいイベントが開催されれば必ず参加したいと思っています。
こんな世の中だからこそ、私は同人誌を制作されている方・印刷所勤めの方・イベントを運営されている方など、同人誌に関係する皆さんを心から応援したいと思っています。