こんにちは。とりうみです。青春18きっぷを使って京都まで向かう途中、浜松で一泊しました。この日の始発電車に乗り目的地の京都に向かいます。
- 1. 浜松 → 大垣 → 米原 → 京都 およそ3時間40分の鉄道旅
- 2. 京都四條南座 到着
- 3. 八月南座超歌舞伎千穐楽
- 4. 直帰します。
- 5. 2020年の超歌舞伎公演は残念ながら中止のようです
1. 浜松 → 大垣 → 米原 → 京都 およそ3時間40分の鉄道旅
浜松駅始発 特別快速 大垣行き
2019年8月26日 5時47分 静岡県浜松市 浜松駅
早朝の浜松駅です。
浜松駅始発、6時01分発の特別快速大垣行きに乗ります。なお2020年3月のダイヤ改正で平日の始発は新快速となったようです。特別快速の方は停車駅が数駅少ないようです。
早朝なので乗客は少なく、余裕で座れます。しかし昨晩、マッサージシートでよく眠れませんでした(自業自得です)ので眠いです。終点の大垣駅まで2時間かかりますのでそこそこ眠れそうです。
途中名古屋あたり、普通に通勤時間ですので車内は満員になったりしました。まどろみながらですが景色を眺めたりして過ごしました。
大垣で乗り換えて米原で乗り換えて京都へ
8時11分 岐阜県大垣市 大垣駅
東海道本線を下る(東京から大阪に向かうなどの)場合、だいたい大垣駅で乗り換えが必要になります。JR東海とJR西日本の境界は米原駅ですが、例えば岐阜駅からでも米原駅まで乗り換え無しで行ってくれる電車は少ないようです。平日の朝ですので通勤客が多いですね。
大垣駅から米原駅まで乗車率の高い電車に30分ほど乗り、米原駅で再び乗り換えます。米原発姫路行きの電車は座れました。京都駅まで1時間、とりあえず寝ます。
9時47分 京都府京都市 京都駅
浜松駅からおよそ3時間40分で京都駅に到着です。ほぼ寝てましたので感想は特に無いです。京都駅で奈良線に乗り換え隣の東福寺駅まで行き、東福寺駅で京阪本線に乗り換えて目的地・南座最寄りの祇園四条駅まで行きます。
2. 京都四條南座 到着
10時06分
良い天気
という事で10日ぶりの南座に到着です。昨日の夕方に川崎を出発して17時間かかりました。
本日千穐楽。なんとも良い響きですね。
満員御礼。まもなく開場です。
今回はイヤホンガイド(700円)を借りてみました。
今回は3階席で観劇させていただきます。遠目ですが全体を俯瞰できそうです。
3. 八月南座超歌舞伎千穐楽
超歌舞伎の本公演は「超歌舞伎のみかた(澤村國矢さんと中村蝶紫さんの漫才)」「お国 山三 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)」「今昔饗宴千本桜 中村獅童宙乗り相勤め申し候」の三本立てです。千穐楽という事で一層期待が高まります。
まずは中村獅童さんによる前口上
開演時間(11時)となり、いよいよ超歌舞伎千穐楽が始まります。まずは獅童さんが現れての前口上です。千穐楽の御礼、病気を乗り越えての4年目の舞台、歴史ある京都南座での舞台であること、毎日の舞台が一期一会であること、「超歌舞伎」は人に受け入れられるか、周囲含めての不安…など。獅童さんの熱い思いが伝わるようで、本公演が始まる前から熱くさせられました。いやはや獅童さんは熱い役者ですよ。そしてペンライトの販促(完売の御礼)、ニコ生向けに有料配信へのカウントダウンなどもしっかりと熱くこなされていました。
超歌舞伎のみかた
先述の通りひとことで言えば澤村國矢さんと中村蝶紫さんの漫才です。通常の歌舞伎公演では客席がペンライトを振るという演出は当然ありません。しかしここは超歌舞伎です。場面場面によって客席がペンライトの色を変えて振ります。これは大向こうのような役割も果たすと思われます。獅童さんが出る場面は赤色、國矢さんが出る場面は青色、蝶紫さんが出る場面(冒頭1回)は紫色のペンライトを振るようにとリクエストもありました。
そしてNTT電話屋提供の映像通信技術の説明もありました。透過ガラスにミクさんやエフェクトを映し出す、リアルタイムで役者の映像を切り抜き別の場所に映し出して分身の術を実現、または別の画像モデルに差し替えて動きをリンクさせる…など、普通に実演されていましたが超技術です。未来ずら~。夏休み期間という事で、お子様に舞台に上がってもらって、その超技術を体験してもらうというコーナーがありました。9歳(20歳)の女性のお子様が舞台で実際に体験されました。
お国 山三 當世流歌舞伎踊
えーと…とても素晴らしい歌舞伎踊りです。私の観劇経験があまりに乏しすぎるので、イヤホンガイドを聞きながらでも、何と感想を持って良いものかわかりませんでした。
私の下手な解説よりもとても素晴らしい解説を歌舞伎公式サイトの方でされていましたので、そちらにお願いしたいと思います。
今昔饗宴千本桜
超歌舞伎初回の幕張メッセ公演も数回観ました。ブルーレイも買いました。2019年超歌舞伎幕張メッセ公演も観ました。リミテッドバージョンも観ました。脚本や演出は丸暗記とまではいきませんがほぼ覚えました。しかし、良いものは何度見ても良いのです。実際に観劇できる、しかも京都の南座です。客席の様子や大向こう、役者さんのその日その日の演じ方は毎回違います。前口上で獅童さんが言われていた通り、本当に毎日の舞台が一期一会だと思います。
ただし「宙乗り」は幕張メッセではできなかった演出です。大団円の時に獅童さんとミクさんが凧で宙を舞っていました。三階席よりも高い位置まで来ていたと思います。
そして最後、カーテンコールがあり幕が閉じます。少々間があった後獅童さんの声が客席に響きます。「まだ元気あるじゃねぇか」「ひとつになろうぜ」など客席を煽ります。そして爆音の千本桜と共に幕が再び開きます。千本桜の曲と共に獅童さんが客席まで降りて観客を煽り盛り上げます。観客は桜の色の灯をもって応えます。
一見ライブのように見えますが、これが超歌舞伎です。アンコールは千穐楽ラストの醍醐味だと思います。
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— 丸勘本部のポンコツ(POPゴリラ) (@minato_marukan) 2019年8月26日
私にとって素晴らしい観劇体験をさせていただいたのは言うまでもありません。
4. 直帰します。
およそ3時間30分の素晴らしい舞台でした。終演後、時計を見ると14時30分、まだ夕方前と言ったところでしょうか。およそ17時間くらいかけて京都まで来て次に私がする事と言えば…もちろん帰ります。
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— 丸勘本部のポンコツ(POPゴリラ) (@minato_marukan) 2019年8月26日
(以下は2019年8月当時のダイヤです)
15時02分 京都 → 新幹線 → 15時38分 名古屋
15時46分 名古屋 → 東海道線 → 16時39分 豊橋
16時42分 豊橋 → 東海道線 → 17時16分 浜松
確か浜名湖
17時20分 浜松 → 東海道線 → 19時52分 熱海
20時03分 熱海 → 東海道線 → 21時26分 川崎
川崎駅を出発して28時間20分、京都駅から6時間20分で川崎駅に戻ってきました。都合により京都-名古屋間は新幹線に課金してしまいましたが、名古屋以降は青春18きっぷを活用しました。豊橋以降はその駅の始発電車でしたので、座って寝て移動できました。いつの日か全行程を普通電車で、青春18きっぷをフル活用する旅をしてみたいと思います。かなりツラい旅になるとは思いますが。
5. 2020年の超歌舞伎公演は残念ながら中止のようです
2020年超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」の幕張メッセ公演(4月18日・19日)は中止となりました。ニコニコ超会議2020自体も、幕張メッセでの開催を中止していました。
そしてこの記事投稿時(2020年4月27日)の情報ですが、2020年6月に開催予定だった六月南座超歌舞伎も全日程公演中止となった模様です。一日も早く新型コロナウイルスの脅威が終息し、超歌舞伎のような素晴らしい舞台を観る事の出来る日常が戻ってくることを願わずにはいられません。
今回のトラベログは以上です。最後までありがとうございました。また楽しい旅ができる日常が戻ってきますように。